エクセル困り箱

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【AND関数】2つの条件に合うときに処理したい!

今回は前回に引き続き論理演算子のAND関数について解説します。

AND関数

AND関数とはその名の通りAかつBといった〇〇と△△のように複数の条件を満たすものをどう処理するか定義するものです。

どんな時に使う?
AかつBを満たす時につかいます。AND関数はそれ単体で使う事はあまりなく主にIF関数と合わせて使います。下図の表で例を言うと国語と英語の点数が50点以上の場合はクラスA。それ以外はクラスBのように「~と~」がどういった結果なら「こう」それ以外は「こう」といった使い方です。
 

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関数の場所
AND関数はfxを押して「論理」の場所にありますが、先ほども述べた通りAND関数を単体で使うことはあまりなく関数にネストで手打ちすることが多いです。 今回も前回同様に手打ちでの打ち方も解説しますので続きをご覧ください。
 

と言っても、前回のOR関数を見てくれていた方なら簡単も簡単です。なぜなら記述方法は同じです。ORの部分がANDに変わるだけです。それでは記述方法を見て行きましょう。

実演

それでは関数のウィンドウを見てみましょう。

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このようになっております。 論理式にAND関数を用いた記述をして
真の場合
偽の場合
は通常のIF関数の条件結果の算出の記述方法をなんら変わりません。

AND関数の書き方

IF関数の論理式の欄はAND関数を手打ちになりますので書き方を解説します。

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こうなります。

ポイント
・ANDで定義し、括弧()をつける
・1つ目の条件を記述する
・カンマで区切る
・2つ目の条件を記述する
・括弧が閉じていることを確認する。
・条件と条件の境目はカンマで区切る。

こちらの画像とポイントを押さえてもう一度関数ウィンドウの画像を見てみましょう。

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どうでしょうか?OR関数とほぼほぼ同じですよねw
ORがANDに変わっただけです。 数式バーでも見て行きます。

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人間が分かりやすように読み解いていきましょう。

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いい感じに読み解けました。このようにAかつBの条件で処理する場合はAND関数を使います。

複数条件だけどIF関数の中にIFとどう違う?
AND関数もIF関数の中にもう1つIF関数を入れる場合でも「言い方としては」複数条件を定義させるものになっていますよね。前々回の記事から合わせて読んでくださっている方はなんとなく違いが分かるかもしれませんが具体的にどう違うのかポイントをまとめました。

 

IFinIFとAND関数の違い
IFinIF
・複数条件だが、1つ目、〇〇という条件にあてはまる場合の処理
・2つ目△△の条件にあてはまる場合の処理
・どちらにも当てはまらない場合の処理
このように1つずつ個別に処理する条件がありました。
AND関数
・〇〇と△△どちらとも当てはまる場合の処理
・どちらとも当てはまらない場合の処理
このように複数が当てはまって初めて処理を行う

 

同じ複数条件でもこのように1つ1つに処理を与えるか、2個1で処理を与えるかで使う手法が変わります。
いかがでしたでしょうか?OR関数とさほど書き方に変わりはありませんね。 最後にGIFで締めたいと思います!

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