エクセル困り箱

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【2軸グラフ】パート2前年度と比較したグラフを作りたい

今回は2軸グラフのパート2をやっていきます。どのへんがパート2なのかというと前回の記事では2軸目に設定した値は全て同じで棒グラフでは1直線でしたよね。今回はそれに変化があるバージョンを作っていきます。

2軸グラフ【パート2】

前年度と比較した時のデータを知りたい時のグラフってどんな感じになるのか解説していきます。

どんな時に使う?
要素の推移を比較したい時に今回の記事のようなグラフの使い方をします。例えば、営業職の人であれば「りんご」が前年度を月別で分けたとき、何月に何個売れたのか、それに比べて今年度の同月はどうなのか、などといった比較が出来ます。こういったもののデータを可視化してあげることで売上個数が多いときは何月かが見えてきて、それに起因する要因が何なのかなどの分析をすることが出来ますね。逆もまた然りで売上個数が少ないのは何故なのかなど分析することが出来たりします。
 

今回作っていくグラフはこのようなものです。

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こういったグラフです。棒グラフで今年度の売上を示しており、折れ線グラフで前年度の売上を表しています。このグラフの7月8月は前年度の折れ線のところまで棒グラフが達していなく、売上が激減していますよね。何かあったのでしょうか。逆に11月から1月に掛けて前年度と合わせてみてみると棒グラフを突き抜けていますね。これは今年度の売上が前年度を超えたことが一目で分かります。繁盛期なのでしょうか?

ここで一つ超ポイントがあります。下の画像を見てください

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超ポイント!
ご覧になったでしょうか?データの表の合計値です!グラフの方で見ると7月8月で売上が大幅に減っているのに年度末のトータルで見るとたった31個しかデータの差異がないわけです。ここで「お、それなら特に店の経営として問題ないな」と思ったそこのあなた、3流です。ポイントはこの落差の要因を見つけ出し、改善して売上があがれば店の利益として大幅に増加しますよね。トータル値で見るとそこまで変わらないけど、こうやって分析してあげると何が良くて何が悪いのかが浮き彫りになります。そういったときの為にグラフを使って見える化してあげるとすごく役立つものになってくれるんですよね

ちょっと熱くなりすぎましたwさっそく作り方に移っていきましょう。

2軸グラフ【パート2】作り方

作り方は前回の記事となんら変わりません。範囲を選択してあげて「挿入」→「おすすめグラフ」→「全てのグラフ」→「組み合わせ」です。忘れた方は前回の記事を見てみてください。今回のグラフ範囲はこちらになります。

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前回の記事はこちら

 

excel-teach.hatenablog.com

 

それでは「組み合わせ」まで選択出来たところからやっていきます。

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初期状態はこのようになっています。前年度を2軸目に設定して前年度に比べて今年度はどうなのかを見て行きたいので、このように設定しなおしてください。

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①前年度を集合棒状から折れ線へ
②今年度を折れ線から集合棒状へ
③第2軸にチェックをいれる

これでOKを入れてあげるととりあえず出来上がり。

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あとはお馴染み、味付けという名の仕上げを行います。今回はGIFでやっていきます。

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これにて完成です。今回もデータラベルと軸ラベルの追加で軸ラベルの書式を縦書きにしてあげました。

いかがでしたか?前回の記事は我ながら、書きながらグラフを作るメリットに対してなんか説得力ないなあ~と思いながら書いていましたが、今回の記事ではグラフを作ることに対してだいぶ説得力あったのではないでしょうか?それでは今回はこの辺で失礼します。